- 京都 ライブスポットRAG 19:30~
- Don't Tell Me
- The Unconscious Life
- This Side of the Looking-Glass
- Meanwhile My Mother
- Gone Ahead
- Bubble
guitar
- Comfortable
- Driven
- If I Could
- Stumbled
- Last Frame
piano
- Unrehearsed
- Curtains
- Undone
- A Better Time
- Stranger Still
encore (guitar)
- Ophelia
piano
これまで二つとして同じセットリストはないというピーター・ハミルのライヴだが、Meanwhile My Mother - Gone Ahead - Bubble と Unrehearsed - Curtains の流れは直前に決めたとは思えないほど自然なもの。
新作『Thin Air』から演奏されたのは2曲。
呪術的なトリルが耳から離れがたい「Stumbled」、こちらが「警告」なら「Undone」は「人生の先輩より」か。しかも「Undone」から続けて「A Better Time」という絶妙の選曲。この人が一瞬一瞬を大切に、過去より未来より「今」を大切に生きていることが伝わる曲だ。
「Stranger Still」のエンディングがいつもと違う!
ピアノの手を止め、最後はマイクも通さず、囁きに変わるまで繰り返す
a stranger, a worldly man
きっと会場の皆が息をつめ身を乗り出していたことだろう。
アンコール曲はギターで「Ophelia」
もしかしたら三条か四条大橋、もしかしたら納涼床から鴨川の流れを見たかな、
京都らしい選曲かもしれない。
down the river Ophelia goes...
ファンの声援に応えるとき、また「アリガトウ」と言うとき、彼は合掌する。きわめて東洋的な感謝のジェスチャーだが、細身のピーターが柔和な笑みをたたえて両手を合わせる姿は、まるで何かの仏像のようだった。
こちらこそ、今年もありがとう。
全霊でうたう姿を見せて、聴かせてくれてありがとう。
# by drift_glass | 2009-05-31 08:59 | 聴く観る感じる