人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Peter Hammill / live at RAG / 27th May 2009

Peter Hammill / live at RAG / 27th May 2009 _f0134076_8484392.jpg
    京都 ライブスポットRAG 19:30~

    piano
  1. Don't Tell Me
  2. The Unconscious Life
  3. This Side of the Looking-Glass
  4. Meanwhile My Mother
  5. Gone Ahead
  6. Bubble

    guitar
  7. Comfortable
  8. Driven
  9. If I Could
  10. Stumbled
  11. Last Frame

    piano
  12. Unrehearsed
  13. Curtains
  14. Undone
  15. A Better Time
  16. Stranger Still

    encore (guitar)
  17. Ophelia

これまで二つとして同じセットリストはないというピーター・ハミルのライヴだが、Meanwhile My Mother - Gone Ahead - Bubble と Unrehearsed - Curtains の流れは直前に決めたとは思えないほど自然なもの。

新作『Thin Air』から演奏されたのは2曲。
呪術的なトリルが耳から離れがたい「Stumbled」、こちらが「警告」なら「Undone」は「人生の先輩より」か。しかも「Undone」から続けて「A Better Time」という絶妙の選曲。この人が一瞬一瞬を大切に、過去より未来より「今」を大切に生きていることが伝わる曲だ。

「Stranger Still」のエンディングがいつもと違う!
ピアノの手を止め、最後はマイクも通さず、囁きに変わるまで繰り返す
a stranger, a worldly man
きっと会場の皆が息をつめ身を乗り出していたことだろう。

アンコール曲はギターで「Ophelia」
もしかしたら三条か四条大橋、もしかしたら納涼床から鴨川の流れを見たかな、
京都らしい選曲かもしれない。
down the river Ophelia goes...

ファンの声援に応えるとき、また「アリガトウ」と言うとき、彼は合掌する。きわめて東洋的な感謝のジェスチャーだが、細身のピーターが柔和な笑みをたたえて両手を合わせる姿は、まるで何かの仏像のようだった。

こちらこそ、今年もありがとう。
全霊でうたう姿を見せて、聴かせてくれてありがとう。

# by drift_glass | 2009-05-31 08:59 | 聴く観る感じる  

The Damned / live at Zepp Nagoya / 4th April 2009

    名古屋 ZEPP Nagoya 16:50~
  1. Love Song
  2. Second Time Around
  3. Disco Man
  4. Neat Neat Neat
  5. Alone Again Or...
  6. Melody Lee
  7. Jet Boy, Jet Girl
  8. Looking at You
  9. Blackout
  10. Antipope
  11. New Rose (w/Rise Against)
  12. Smash It Up

PUNKSPRINGというパンクの祭典に出演のダムドを、当日券で見る。
2005年の単独公演以来4年ぶりか?
見よ、このセットリスト。
新譜や前作からの曲はDave Vanian参加の「次の」来日公演のお楽しみとして、
キャプテンが数日間で一所懸命歌詞を練習した曲の数々。

ギター担いで肩越しに弾いてみたり、Antipopeでは大げさに神様を振り仰ぐジェスチャーしてみたり、目も楽しめ、きらびやかなギターで耳も楽しめ、
リードヴォーカルとるキャプテンを数メートル先に見られるとは感無量。

赤いベレー黒いベストのベストドレッサーはRod Stewart 「I'm Sexy」のサビを口ずさんだり、どこで覚えたのか
「♪タ~ラコ~、タ~ラコ~、オイシー!」
いやベジタリアンが食べちゃいけないって。
「○○(失念したがベッカムだったかも) is a wanker !」と毒づいていたかと思うと急にあらたまった口調で
「ワタシハ、キャプテンデス」
「ディヴガコナクテゴメンナサイ」と。
「ディヴガコメクテゴメサナイ」みたいにも聞こえたが。

ピンチが意外な美声を披露した「Disco Man」も、
モンティがキーボードの前でぴょんぴょん飛び跳ねたりする姿も、
相変わらず楽しくて元気なステージだった。

「New Rose」の前に「ゲストがいるよ」と言うからSpooky登場かと思ったら、先ほどのRise Againstのギタリストが出てきてキャプテンとハグハグ。
ベースのスチュアート同様スキンヘッドなので、一緒にステージにいても違和感ないわ~
(ギター聴こえなかったけど)。

しめくくりはもちろん、キャプテン自身の「Smash It Up」。
イントロが始まると「あ、これラストだ」とわかって寂しい。
また来てね、絶対ヴァニアン連れて来てね。

# by drift_glass | 2009-04-05 20:30 | 聴く観る感じる  

小間慶大「青空」

小間慶大「青空」_f0134076_15192330.jpg
    小間慶大『青空』CD(TLCA1015)
  1. ボート boat
  2. 青空 blue sky
  3. 歩兵 pawn
  4. マーチ march
  5. クーロン nine dragons
  6. 案山子 scarecrow
  7. HaziMe beginning
  8. きよし holly
  9. いかり anchor for anger
  10. 聖夜 silent night

1983~2004年の間に作った劇中音楽を集めたもの。
一度深海に沈んだ曲達が一瞬僕に還って来て今度は青空に霧消していくような感じがしてます。

実は私のXTC大恩人なんである。
約30年ぶりに活動(音)を聴くことができました。
たたずまいが見えるようだ。

# by drift_glass | 2009-03-31 15:34 | 聴く  

japan蒔絵~宮殿を飾る東洋の煌めき~

10/18~12/7までの特別展覧会「japan蒔絵~宮殿を飾る東洋の煌めき~」開催中の京都国立博物館へ。

さすが平日昼間、人も少なく、じっくり読めたし気に入った展示に引き返しては何度も見返すことができたし、内容にも満足した。マリー・アントワネットをはじめ海外にこれほど日本の工芸品のファンがいたとはね。そういう所蔵品にお目にかかるチャンスも滅多にないしね……

西洋で唐子の絵を模して描かせたものが、連れている犬だけ洋犬の姿になっているのもたいそうおもしろい。この展示に関しては、Uさんにその場でいろいろ教えてもらいたかったなぁ。

常設展示の「阿弥陀二十五菩薩来迎図」、スピード感といい構図といい大好きな作品だったのでやっと見られた~。

# by drift_glass | 2008-10-30 23:30 | 観る  

追悼 緒形拳さん

追悼 緒形拳さん_f0134076_11591292.jpg・ポール・シュレイダー監督
『mishima:a life in four chapters』(1985)

緒形拳さんの訃報を知り、出演作で唯一持っているDVDで再見。
“Art into action”

昭和43年2月26日三島由紀夫はじめ後日楯の会一期生となる11名で「我々ハ皇国ノ礎ニナランコトヲココニ誓ウ」と書いた紙に自分の指を切りその血で署名する。三島(緒形拳)は著書やブログ題字でなじみの深い味のある四角い字で「平岡公威」と書いた。

『楢山節考』『砂の器』『火宅の人』『八甲田山』
出演作にずらりと傑作の並ぶ中、一番強烈に焼きついているのは、『鬼畜』の小心な印刷屋の親父。

ご冥福を心よりお祈りいたします。
緒形さんも愛猫家だったんだ……

# by drift_glass | 2008-10-07 12:01 | 観る