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市民祭 本のリサイクル市にて:

マンション管理組合総会用にたまたま会議室を押さえていた市の施設が会場で、家人は総会に、私はリサイクル市に。

狭いロビーを半分に仕切り、仕切りを兼ねて並べられたプラスチックケースに無造作につっこまれた本はせめて同じ向きに並べてほしかったよなあと思いながら 中を覗きこむと、「泰平ヨンの未来学会議」えっ?「プリズマティカ」ええっ?「邪魔をしないで」えええっ? 「世界終末戦争」「キンドレッド」「劇場の迷子」……

オクティヴィア・バトラー『キンドレッド きずなの召還』(山口書店)……まったく知らない作家だがなぜか気になり持ち帰った一冊。解説(1991年)ではヒューゴー賞を二度、ネビュラ賞を一度獲得、現時点ではSF分野で位置の確立した唯一の黒人女性作家で、本作は奴隷制時代へのタイムトラベルもの。

残った本は廃棄されるそうだ。 搬出が楽になるからいくらでもどうぞ、ダンボール箱もあげるというのでお言葉にあまえる。今回放出されたのは約1万冊、図書館除籍本が大部分でリサイクル用に市民から寄贈された本も多少ある。去年は万博がらみのイベントで雑誌を含め3万冊放出されたが本がたくさん残り、今年は冊数制限をとっぱらったそうだ。人口13万もない田舎の図書館がこういう本を積極的に取り寄せたとはちょっと思えないので、熱心なSFファンがこつこつとリクエストを続けていたのかもしれない……

ヤフオクにて:
・ノーラン&ジョンソン『ローガンの逃亡』(角川文庫)
・マックス・エーリッヒ『赤ちゃんよ永遠に』(角川文庫)

by drift_glass | 2006-10-29 22:00 | 見つける  

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