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Do what you will but harm none

今頃何を、の話だがXTCのアルバム "Apple Venus Vol.1"に小さく記された "Do what you will but harm none"には何か出典がありそうな気がしてきのうからずっと気になっていた。 Andy Partridge自身がラジオなどでしばしば発言してきた宗教観やアルバム所収曲の内容から考えて、この文で検索するとわらわら出てくるウィッカ(Wicca ケルトに根ざした多神教・女神信仰を含めた自然宗教)の教え「他者を傷つけぬ限り、汝が意志することを行え」がもとになったのではないかなぁと思えてきた。

Vol.1の"Easter Theatre""Greenman"、またVol.2のタイトル"Wasp Star"も古代アステカの女神だし、"Church Of Women""The Wheel And The Maypole" などを聴けばそう的外れな推測でもなさそうだ。神道も仏教も疎いのに欧州のキリスト教以前の信仰などヨソの恒星系の出来事ほどにも縁がない分野なので、調べるだけでへとへとだ。それでもウィッカの「魔女(Wiccan)」が俗にいうオカルトの魔女とは少し違うものだという程度はわかっただけもう獣、いや儲けもの。

ヴァージンから独立後晴れて発表したアルバムだけに当時この意志表明は頼もしく思われたのだが、あれからすでに(以下自粛)。

by drift_glass | 2006-06-25 21:30 | XTC  

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