海をみる

・海をみる "Regarde la mer" / フランソワ・オゾン監督 / 1997年仏 / 52min.

音楽は使われず、葉ずれと打ち寄せる波の音だけ。
夫の留守中、くちゃくちゃの部屋でカフェオレ用のどんぶり(カップ、なんてもんじゃ)をどんと置いた床に座り込んだままぼんやり子育てしている女の感覚、庭で野宿する眉のりりしい居候(女)を意識してノーブラで赤いスリップドレスを選ぶ下心、どうぞ誘ってといわんばかりの隙だらけの身ごなし、あっ、ヤなもんみちゃったな……。

ぬくぬくとぼんやり維持しているものすべてがあっけなく失われてしまう。赤ん坊は女優さん自身の子だそうで、とにかく母子一緒にいる絵そのものが作品に大きく貢献している。
盛夏のはずなのにちっとも暑さの感覚はない。そういえば蝉しぐれ、なんて外国映画で聞いたことないな。
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by drift_glass | 2007-04-07 07:44 | 観る  

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