ゴールデンボーイ
・ブライアン・シンガー監督
『ゴールデンボーイ(Apt Pupil)』再見。
シンガー監督のインタヴュー記事を読んだ。
ユダヤ人だそうだ。親戚に600万人もの同胞が第二次世界大戦で殺されたという話を聞いても他人事のようだったが、8歳の時紙にクレヨンで鉤十字を書いた腕章を母親に見せに行ったところ激しく動揺され、このマークがユダヤ人にどれほど強く、深く、個人的な意味を持つかということを思い知り、この経験が最高の教育になったという。
ドゥサンダーの正体を見破った隣のベッドの患者(腕の入墨で強制収容所から生還したユダヤ人とわかる)が取り乱して看護婦にしがみつく場面はシンガー監督自身の母親の姿とだぶらせているのかもしれないが、監督は映画化権を取った時に「おもしろくて怖い映画」にしようと決めたそうで、『シンドラーのリスト』のような作品でなくても、コメディであれどういうジャンルであれ人々に映画を見てもらって少なくとも「思い出す」機会をつくることに意義がある、とのこと。風化させてはいけない民族の歴史をこの人なりの方法で記録したのがこの映画なのかもしれない。
娯楽性といったら何だがブラッド・レンフロのシャワーシーンなど必要以上に色っぽく撮ってはいないか。自分の趣味ではないから別にいいけど。
『ゴールデンボーイ(Apt Pupil)』再見。
「焦げ臭い」うわぁぁネコちゃん、合掌。
「ちょっと冷凍ディナーを焦がしてね」
シンガー監督のインタヴュー記事を読んだ。
ユダヤ人だそうだ。親戚に600万人もの同胞が第二次世界大戦で殺されたという話を聞いても他人事のようだったが、8歳の時紙にクレヨンで鉤十字を書いた腕章を母親に見せに行ったところ激しく動揺され、このマークがユダヤ人にどれほど強く、深く、個人的な意味を持つかということを思い知り、この経験が最高の教育になったという。
ドゥサンダーの正体を見破った隣のベッドの患者(腕の入墨で強制収容所から生還したユダヤ人とわかる)が取り乱して看護婦にしがみつく場面はシンガー監督自身の母親の姿とだぶらせているのかもしれないが、監督は映画化権を取った時に「おもしろくて怖い映画」にしようと決めたそうで、『シンドラーのリスト』のような作品でなくても、コメディであれどういうジャンルであれ人々に映画を見てもらって少なくとも「思い出す」機会をつくることに意義がある、とのこと。風化させてはいけない民族の歴史をこの人なりの方法で記録したのがこの映画なのかもしれない。
娯楽性といったら何だがブラッド・レンフロのシャワーシーンなど必要以上に色っぽく撮ってはいないか。自分の趣味ではないから別にいいけど。
by drift_glass | 2007-04-07 08:11 | 観る