Judee Sill "Heart Food"

・Heart Food / Judee Sill / CD (RHM2 7802)

There's A Rugged Road
The Kiss
The Pearl
Down Where The Valley Are Low
The Vigilante
Soldier Of The Heart
The Phoenix
When The Bridgeroom Comes
The Donor

[JIG]
The Desperado (outtake)
The Kiss (demo)
Down Where The Vallwys Are Low (demo)
The Donor (demo)
Soldier Of The Heart (demo)
The Phoenix (demo)
The Vigilante (demo)
The Pearl (demo)
There's A Rugged Road (demo)
Judee Sill(1944-1979)

RHINO HANDMADEによると1st、2nd(このアルバム)とも5000枚限定の再発盤とのことだが、シリアルナンバーは2037/2500だから1stの売れ行きが悪く半分に減らされたのかもしれない。
Judee Sillは自分の作品を"country-cult-baroque"と呼んでいたそうだ。「The Donor」は荘厳な男声・女声合唱が"Kyrie Eleison"(主よあわれみたまえ)と繰り返す鎮魂歌。無理強いされた強盗の共犯で捕まり9ヶ月収容されていた矯正施設(LSDでハイになった夫がバイクごと川に飛び込み、既に未亡人だったSillはまだ10代)で教会のオルガン奏者を務めている時に教会音楽のコードや合唱を学んだそうだ。デモヴァージョンはコーラス部分もSillひとりで歌い、一心に祈りを捧げる人を思わせる低い呟きが完成版よりかえって凄味がある。

「The Kiss」を「今までに作られたもっとも美しい曲」とラジオで紹介したAndy Partridgeが「Pale And Precious」のような曲を作るのもなんとなく「ああそうか」という気がする。

ドラッグ代欲しさに娼婦をした時期もあるというSillはこのアルバムを発表後交通事故に遭い、尾てい骨骨折と傷めた背中の慢性的な後遺症から逃れるため断っていたヘロインに再び依存するようになり、1979年に過剰摂取で亡くなったという。
The Old Grey Whistle Test (Vol.2)のDVDに彼女の(イギリスで現存する唯一の)映像が収録されているのに目当てのアーティスト映像しか見ていず、人に指摘され初めて気がついた。 BBC映像ライブラリーの底力か。
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by drift_glass | 2004-08-25 09:22 | 聴く  

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