狼男アメリカン

f0134076_7424120.jpg・ジョン・ランディス監督『狼男アメリカン』(1982)
"An American Warewolf in London"
アメリカ人バックパッカー、デヴィッド(デヴィッド・ノートン)とジャック(グリフィン・ダン)は思うままに旅を楽しむ為に三ヶ月の休みを利用してヨーロッパに旅立った。最初に訪れた地、イギリスの郊外で立ち寄ったパブ"The Slaughtered Lamb"で二人は地元の人々に奇妙な警告を受ける。「真直ぐに道を歩け」「荒地は危険だ」「月に注意しろ」と……。
釈然としないままパブを出た二人は夜の闇の中を歩き始めた。気がつけば“荒地”に迷い込み、夜空には“満月”が……。そして不気味な遠吠えが聞こえ、“獣”が二人をつけ始めていた……。“獣”に殺されたものは不死者として永遠にこの世を彷徨う。“獣”に殺されずに生き延びた者にも過酷な運命が待っている……
Beware the Moon
今日買ってきたDVDでさっそく鑑賞。パッケージの解説(上記)にはこわそうなことばかり書かれていたが、意外やオフビート感覚のホラーコメディだった。美しい『ブルームーン』の調べがこんな時やあんな時に……

満月の晩、狼の最初の犠牲者となるジャックは先週観たヒッチコック劇場の「ビン詰めの魔物」で主役の芸術家を演じていたグリフィン・ダン。狼男の血筋を絶ち呪いが解けるまで死ぬこともままならない。一緒に襲われた友人デヴィッドに会いに来るたびに生き腐れてきているゾンビのジャック(ひ~~)。
f0134076_7223779.jpg次の満月の晩、ついに変身してしまったデヴィッド。 狼男になった自分を野放しにすればまた新たな犠牲者が出る、事情を知らず「騒ぐと逮捕する」と言う警官の前で「女王は男だ!皇太子はゲイだ!シェイクスピアはフランス人だ!」とわめきたて身柄を拘束してもらおうとするが空回り、状況はいよいよ袋小路に。異郷の地ロンドンで家族への愛と別れを伝えるにもコレクトコール、デヴィッドの孤独感がせつなく伝わる。

ジャックは彼をポルノ映画館に誘い込み、デヴィッドの犠牲者たちと「さあ自殺しろ、呪いを断ち切れ」といろんな死に方を教示するのだな。
「死人がそう言うのは簡単だな」
「死んではいない、アンデッドだ」といちいち反論するゾンビたち。
うーん、でも「血筋」は本当に絶えたのかな?

デヴィッドの世話をする看護師にジェニー・アガター、とりすました制服姿と恋人へみせる表情の差が大きく、うまい女優さんだと思う。好きな作品への出演作が多くて嬉しい。
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by drift_glass | 2007-07-17 07:33 | 観る  

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