拝啓天皇陛下様

野村芳太郎監督『拝啓天皇陛下様』(1963年)

小林信彦の渥美清評伝「おもろい男」で興味を持った作品。
山田正助は物心つかぬうちに両親に死別した。腹いっぱい三度のオマンマにありつける上、俸給までもらえる軍隊は、正助にとって『天国』だった。意地悪な上官のイビリも問題ではない。昭和7年大演習の折、正助は天皇陛下の「実物」を見た。この日から正助は天皇陛下が大好きになる。戦争が終わるという噂が巷に流れ出すと、正助は『天国』から送り出されまいと、自分一人くらいは軍隊に残して下さいと手紙を書き始めた。「ハイケイ天ノウヘイカサマ…」 (DVDパッケージより)

正助に読み書きを教える朴訥とした代用教員あがりの初年兵を本来ボケ役の藤山寛美が演じて、出番は少ないがすごくいい。
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by drift_glass | 2007-12-26 00:43 | 観る  

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