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蜘蛛と蝿

F・W・クロフツ「蜘蛛と蝿 (A Losing Game)」
高利貸しアルバート・リーヴは、表向きの商売のかげで、じつはゆすり稼業を兼ねていた。他人の秘密をかぎつけると冷酷無惨、断じて妥協を許さぬ強硬な態度で“お客さん”をゆするのである。彼は蜘蛛、お客さんはその網にひっかかった蝿で、目下、37匹の蝿が、彼の手もとでカード式に分類整理されていた。がそのうちの2件が焦げつきそうだった……

原題は「勝ち目のない勝負」というところ?
「山師タラント」の時の苦い経験を思い起こすフレンチ。

う~ん、この前に「フレンチ警部と賭博船(フレンチ警部の多忙な休暇)」の事件があったんだな。とすればやっぱりそれも読まなきゃだな、と芋づる。
それにしてもテムズ川に面した庭から、橋を使わず自家用ボートで対岸と行き来できる家“River View(眺めの家)”、憧れるなぁ。

by drift_glass | 2007-11-16 00:54 | 読む  

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