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お父さんのバックドロップ

・『お父さんのバックドロップ』
原作:中島らも
プロレスラーのお父さん(宇梶剛士)の名前が下田牛之助(もちろん金髪の上田馬之助を連想させる)だったり、電信柱に貼られたボクシングジムのチラシに「会長 丹下段平」と書かれていたり、焼肉屋のママ(南果歩)が流しでざぶざぶ洗っているのがいわゆる「ホルモン」だったり、ちょい役で原作者の故・中島らもが出演したり。「社長」と「哲夫」が「正月と同じくらいめでたくて、赤飯も食べられるらしい」女子の特権を訳知り顔で「一雄」に教え、そのうち3人で「ええなあ、ゲッケー」と声を揃えて羨ましがるところが、いかにもコドモらしくておかしい。

チャンバラトリオのリーダー扮するすっとぼけた爺ちゃんが孫に喧嘩の極意を伝授する場面もいい味出しているが、死んだお母さんの映っているビデオの上からお父さんの試合ダビングしちゃいかんよ……あの時は(まだ)一雄のたったひとつの拠りどころだったんだから。あれ、と気がついたが、物語の設定は1980年。この当時ビデオデッキはまだ一般家庭に普及していなかったのでは?

お父さんは見事にバックドロップをきめたものの、教室でのいじめについては宙ぶらりんのままだが、いじめも差別も撥ねかえす強さをこの子たちの姿に見ることができたから「それもまた良しや(田辺聖子の、ジョゼの台詞だ)」。「哲夫」の逞しさが頼もしいな。
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by drift_glass | 2005-04-30 08:14 | 観る  

This World's For Everyone / The Korgis

This World's For Everyone (1992) / The Korgis / CD (ALCB-671)

This World's For Everyone
Hold On
Work Together
Hunger
Show Me
Who Are These Tears For Anyway
No Love In The World
One Life
Love Turned Me Around
Wreckage Of A Broken Heart
All The Love In The World
Third Time Around
Everybody's Got To Learn Sometime
Andy Davis - keyboards, guitars, backing vocals
John Baker - vocals, guitars, keyboards
James Warren - vocals, guitars, bass guitar

レコーディングしたスタジオのひとつがTerra Incognita(エンジニアリングとコンパイルとマスタリングがDavid Lord)だとか、Andy Davisのソロアルバム『Clevedon Pier』の「Hunger」をJohn Bakerのヴォーカルで再録とかまあいろいろあるのだけど、新録の「Everybody's Got To Learn Sometime」(ヴァイオリンソロもSGが録り直している)を聴けるのが一番かな。
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by drift_glass | 2005-04-22 00:10 | 聴く  

The Light Programme / Martin Newell

f0134076_14105335.jpgThe Light Programme (2004) / Martin Newell / CD (CDB RED 257)
Blackout
Trinity Square
Jacqui
My Lost Weekend
The Sun Over The Yardarm
Grenadine And Blue
Wait For The Rain
Sparkletown
After The Boy Gets In
Venus Of The Essoldo
Rosebay Railway
Synergy
Little Trinity

魔女がかった風貌をどう修正したのか、実際より20歳は若く見えるやたらダンディなジャケット、味のある顔だがあの顔から想像できないユニークな声の持ち主だから、とにかく「笑っても怖くない顔」にして大正解だと思う。 5曲目はチャリティアルバム『The Wish List』に提供した「The Sun Over The Yardarm」で、この季節に聴くとちょうどいいんだ。

25年間彼の作品をリリース・リイシューし続けてくれたJARMUSICが休業中。運営者のJoachim Reinboldさんは自分のところで扱うアーティストに惚れ込んでいて、たまにしか注文しないわたしのような客にも「おまけ」と称してシングルをつけてくれたりしたのだった。 SFさんの話では日本から注文する人は少ないから覚えてくれているそうだ。メールでの対応も細やかな人だった。 ちかぢか再開する予定?Martin Newellオフィシャルにて。
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by drift_glass | 2005-04-08 00:29 | 聴く  

Life By The Scenic Route / Keith Warmington

・Life By The Scenic Route (2001) / Keith Warmington / CD (BAGS 1)

It's Not Easy
The Speed of The Sound of Loneliness(John Prine)
Scary Encounters of the Emotional Kind
Celebration
Driving Wheel(David Whiffen)
What's Going On
I Can't Go
Evening Song
Sentimental
Train Blues
Keith Warmington - Acoustic guitar, vocals and harmonica
Stuart Gordon - Violin & string instruments, backing vocals & inspiration
Kit Morgan - Electric guitar & Spanish guitar
Rick Payne - Slide Guitar
Andy Hay - Mandocello & backing vocals
Tricia Warmington & Steve Webb - Backing vocals
Andy Sheppard - Soprano & Tenor saxes

Engineered by John Waterhouse
Produced by Stuart Gordon

BBCブリストルのプレゼンターもつとめるKeith Warmingtonのソロアルバム。Steve Tilstonのアルバムにハーモニカで参加したこともある彼、アルバムのラスト"Train Bluesでその腕前を堪能できる。
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by drift_glass | 2005-04-06 22:34 | 聴く