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Wonderfalls、 山椒大夫

4回で打ち切りの憂き目にあったシリーズ"Wonderfalls"。 いろいろ理由はあるものの、要は観てみたいの一心でThe Complete Series 注文してしまった。テーマソングはAndy Partridge。
Wonderfalls is probably the most hilarious show you've never seen. An hour-long "dramedy" about a young woman who hears the voices of inanimate objects--which instruct her to help out total strangers--


BS-2で『山椒大夫』を観る。
小学校の国語教科書で読んだ内容で覚えているのは 「安寿恋しや、ほうやれほ、厨子王恋しや、ほうやれほ」 の心うつ再会場面(挿絵つき)だけだったのだが、その前に母君は佐渡へ遊女に売られ、逃げられないように足の筋を切られてしまっていたのか。
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by drift_glass | 2006-08-30 22:30 | 日常  

風のなかのジェレミィ など

世界ショートショート傑作選(1)から:

・ナイジェル・ニール「風のなかのジェレミイ」
カカシと旅をするにしても、「オズの魔法使い」のドロシーとこの語り手はたいそうな違いだ。作者ナイジェル・ニール短編集『トマト・ケイン』を俄然読みたくなった。
妙に視覚に訴えかける作品だと思ったら、ホラーからサー・ローレンス・オリヴィエやアラン・ベイツ出演の「寄席芸人」まで脚本家としても活躍している人らしい。俳優としての活動をみるとTV版「1984年」の「Voice from Telescreen」おっ、新語法で喋っているのかな(まさか)。

・ロマン・ギャリ「ヒューマニスト」
・アンドレ・モロア「夢の家」(星の時計のLiddellショートショート版)
・L・P・ハートリイ「メリー・クリスマス」
 シャイニング(キングでなく絶対キューブリックのほう)的。
・フレドリック・ブラウン「赤色の悪夢」
 オチのバカバカしさに呆れつつ、笑ってしまった。これによく似た、巨大ドミノに追いかけられるCMがあったな。
・シェクリイ「密室殺人」

・ウィリアム・P・マッギヴァーン「死刑囚監房」
・ジェラルド・ミゲット「ヒーロー退場」
どちらも、しみじみと胸をうつショートショート。自分もこんな美しい心で死ぬことができるだろうか。マッギヴァーンの長編『緊急深夜版』は積読の一冊。
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by drift_glass | 2006-08-28 22:30 | 読む  

毒薬の小壜

・シャーロット・アームストロング『毒薬の小壜』(ハヤカワ・ミステリ文庫HM46-1)

高野文子の「奥村さんのお茄子」のよう。
心温まる、善意によるサスペンス。
1959年度アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞受賞作。
こういう作品がお芝居になったらカーテンコールが楽しみだ。
小笠原豊樹訳はやっぱり会話が魅力的。
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by drift_glass | 2006-08-24 22:30 | 読む  

キャサリン・エアード

・キャサリン・エアード『聖女が死んだ』(角川文庫)
「ステーキともつのプディング」←修道院でも食べているのね。周囲の物事にも心乱されないよう集中し、「目の管理」をしているという修道女は目撃証人としてはまったく役に立たず、イライラするスローン警部と部下のクロスビー刑事。
・キャサリン・エアード『そして死の鐘が鳴る』(角川文庫)
・キャサリン・エアード『死体は沈黙しない』(角川文庫)
糖尿病の合併症で亡くなったというシド・バレット訃報も耳に新しいが、『死体は沈黙しない』の被害者も糖尿病の高校教師。「ミステリ史上最も頭の悪い警察官」といわれる部下クロスビー刑事の天然ぶりはこの作品でも健在の様子。
『そして死の鐘が鳴る』
「クロスビー、この事件に関係のある者はすべて共通したところがあることに、きみは気づいているかい」
「いいえ」

『死体は沈黙しない』
「いなくなったというのは、どんな犬だ?」
「めす犬です」
スローンは深く息を吸ってから、ごくおだやかに訊き直した。「どういう種類の犬なんだ、クロスビー」
「イソルドと呼ぶと犬が答えると、彼女はいっていました」

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by drift_glass | 2006-08-20 21:30 | 読む  

殺意

・フランシス・アイルズ『殺意』(創元推理文庫)

倒叙作品という犯人側からの立場で書かれた物語は、特に犯人に感情移入しないまでもいつ誰が何をもってこちらの犯行を嗅ぎつけるかという緊張感が好きだ。うまく周囲をだしぬいたつもりで自信満々のビクリー博士も、下手な小細工や過去の愛憎関係の発覚に、不安と安堵の間で激しく揺れる。苦しむ妻に一抹の申し訳なさを覚えつつ犯した第一の殺人と次の犯行はいずれもビクリーの身勝手な欲望によるものだが、第二の犯行で彼の目に映るものは、すでに人間の姿ではなく、彼の「殺意」そのものの象徴。

ビクリー博士は「妻殺し」をうまく隠しとおせるか?
意外な結末に「それも仕方がなかろう」とも思う。
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by drift_glass | 2006-08-18 22:30 | 読む  

The Ultimate Fuzzy Warbles

The Ultimate Fuzzy Warble

Andy Partridge(XTC)のデモ音源集"Fuzzy Warbles"は "What you got back home, little sisters, to play your fuzzy warbles on?" というアレックスの台詞から取ったものだ。

9月発売予定のFuzzy Warbles7,8も含めた、御大による「宅録あれこれ」ブックレットつきデモ音源集152曲8枚組+9曲入りボーナスCDつきボックスセット。またボートラCDつきボックスセットだよ。どこかで批判されているような、儲け主義で出しているのではないのだとは思うのだよ。こういうパッケージものを企画するのが好きで好きでたまらんだけなのだろうなぁ。悪いことに、バカバカしいとは思いながら私もこういうオマケつきが好きなのだな。しかしこのボックスセットを入手すると、今まで聴いていた1~6が重複してしまうのだな。

オフィシャルのフィギュアは売れたんだろうか?
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by drift_glass | 2006-08-17 22:30 | XTC  

健脚族の反乱

東京で大停電がおきた。
ディヴィッド・H・ケラーの1928年の短編『健脚族の反乱』を思い出す。
この下で、この周囲で、二千万人の市民がオフィス、商店、家庭で死にかけているということだ。地下鉄、エレヴェーター、列車の中で、路上やレストラン、フェリーボートの中でも、二千万人が不意に動けなくなったというわけだ。誰の助けも借りられない。車を捨て、両手と萎えた足を使って、懸命に這っているはずだ。お互いに助けを求めながらも、この災害がどれほどの規模なのかすら知らない……

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by drift_glass | 2006-08-14 22:30 | 読む  

自暴自伝

・村上“PONTA”秀一『自暴自伝』(文藝春秋社)
村上氏は私より年上だが、同じ兵庫県N市育ち。当時全国的に有名だった市立I中学吹奏楽部のT先生のもと年中無休で練習に明け暮れていたそうだ。おおN市、懐かしい…と立ち読みしていたら、3日で退学してしまったという大学は弟と同じところ、学科も一緒だった。吉田美奈子さんと一緒に出したアルバムの話などおもしろい逸話がたくさん読めそう。
買って帰ってから知ったのだが、6月に文庫落ちしている。
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by drift_glass | 2006-08-12 21:30 | 読む  

夜はグリーン・ファルコン

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・ロバート・マキャモン「夜はグリーン・ファルコンを呼ぶ」
強く正しき正義のヒーロー、グリーンファルコン。
「ファルコニアン第一号」に泣けた。
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by drift_glass | 2006-08-11 22:30 | 読む  

黄色いなめくじ

アンソロジー『黄金の十二』所収の短編
・H・C・ベイリイ「黄色いなめくじ」

天井から「まだらの紐」が降りてくるのもヤだけど、
たとえ自分が死んで感覚がなくなっても、なめくじに這い回られるのは勘弁。
いままで見聞きした気色悪い題名のベスト5に入るかもしれないが、
もっと気色の悪い題名の長編が今月復刊ではなかったかな。
「ハマースミスのう(以下自粛)」
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by drift_glass | 2006-08-06 22:30 | 読む