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ダーコーヴァ年代記

・マリオン・ジマー・ブラッドリー『ダーコーヴァ年代記』(創元SF文庫)
・J.G. Ballard "High Rise" (Carroll & Graf Publishers)

『ダーコーヴァ年代記』は創元SF文庫の既刊22冊(うち2冊外伝)。奥付をみると1986年9月から1988年9月までの2年間で22冊というハイスピードで刊行されたことがわかる。
22冊目の『キルガードの狼(下)』あとがきで『ゼンダラの館』『魔法の都』近刊予定のまま途絶しているのは、毎月のように出る新刊を読んできたファンには酷な話だったろう。

バラードのペーパーバックは200円。原書まで読む余力はないに決まっているが、地元にこの値段で買える洋書専門店はなかろうて。
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by drift_glass | 2007-02-27 22:30 | 日常  

BEFORE THE FALL

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今日の一枚:
BEFORE THE FALL - The Peel Sessions / V.A. / CD (SFRCD 203)

2004年10月に聴いていたお気に入りのCD。
JUNE TABOR - The Fiddle And The Drum (25/1/77) が収録で当時の日記になんと「June Taborの声が気に入った」と書いている。ついでに簡単な経歴まで調べていた。好きな声質が一貫していることを実感した。そのまま彼女の名前は忘れてしまったが、同じ声に再会し、今度は「June Taborの歌」と向き合おうとしている。縁は異なもの。
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by drift_glass | 2007-02-25 22:12 | 聴く  

Some Other Time / June Tabor

家人は大阪出張中、ついでに今日は息子と食事をするそうなので朝から音楽を聴き放題。
BGMはThe John Renbourn Group "A Maid In Bedlam"
アイリッシュトラッド"My Johnny Was A Shoemaker"をつい一緒に口ずさんでしまう。
到着便:
・キリル・ボンフィリオリ『深き森は悪魔のにおい』(サンリオSF文庫)

June Taborの歌うスタンダード集。ジャズに疎い私でも一度や二度聴いたことのある曲ばかりで、聴けば聴くほどアルトの歌声が耳に心地よく響く。
"Round Midnight"はRobert Wyattの歌うヴァージョンを『EPs』でも聴いたけれど、これもいいなぁ。

Some Other Time / June Tabor
CD (HNCD 1347)
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  1. Some Other Time
  2. Night And Day
  3. You Don't Know What Love Is
  4. Body And Soul
  5. This Is Always
  6. Pork Pie Hat
  7. Solitude
  8. I've Got You Under My Skin
  9. The Man I Love
  10. Meditation
  11. Sophisticated Lady
  12. Round Midnight

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by drift_glass | 2007-02-24 22:24 | 聴く  

こういう縁もある

調べもののついでにallmusicで試聴したアルバムがとてもよかったので、密林マーケットプレイスで注文。出品者の方は2002年にKevin Ayersを見に東京へ行っていた(お台場TLGだ!)。大先輩だった。いいなぁ、いい体験だなぁ。うらやましいなぁ。

本の話も。英IMPULSE誌で『パヴァーヌ』を読んでいるのだそうだ。主要人物の名前が変更されているとか、雑誌の表紙が「パヴァーヌ」の世界そのままだとか……と未読ならぜひ、と強く薦めていただく。 IMPULSEの編集長キリル・ボンフィリオリの屈折ピカレスク小説「深き森は悪魔のにおい」もおもしろいとのこと。 職場近くの古書店では6000円という高値(高嶺だ)の花でとても買えないこの本は、オンライン古書店で注文。
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by drift_glass | 2007-02-22 22:30 | 日常  

香水


パトリック・ジュースキント『香水―ある人殺しの物語』(文藝春秋社)

すさまじいオブセッションの物語だが、グルヌイユが警察犬やトリュフ豚のように匂いを手がかりにその主を追うところなど、映像でどのように見せているだろうか。人の未踏の地(2000メートルの山頂)に辿り着き、どこに鼻をめぐらしても人の気配がないことに歓喜して踊り狂う男、人といかなる関係も築けないその絶対的な孤独。洞窟にこもり必要最小限の排泄と食事(トカゲなんか食べながら)のほかは「匂いの記憶の宮殿」で幸福な7年間を過ごすさまも、滑稽でいながら不思議と感動的ですらある。

パフューム―ある人殺しの物語
うう、主演の俳優みたさに映画を観たいけど、小説で十分堪能した気もする……。匂いにとり憑かれた人々が最後にひきおこすあれ、ものすごいよねぇ。
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by drift_glass | 2007-02-22 22:30 | 読む  

アーチストドキュメント 奥田民生 -我が道を行く!

17日深夜からNHKで「アーチストドキュメント 奥田民生 -我が道を行く!奥田流音楽のルーツ-」を観る。いやいやいや眼福。いいもの観た~。

ヤフオクとブクオフ:
・カーター・ブラウン『死体置き場は花ざかり The Passionate』(HPB)
・マーリス・ミルハイザー『ネラは待っている Nella Waits 』(角川文庫)
・ギ・デ・カール『破戒法廷 La Brute』(創元推理文庫)
・『ニッポンのマンガ―AERA COMIC』(朝日新聞社)

どーしてこう自分が生まれる前の作品を読みたくなるんだか。
カーター・ブラウンと田中小実昌さんの訳は相性がいいらしいんだよね。
「ネラは待っている」カバーは、横溝正史作品も多数手がけた杉本一文。オリジナルは1975年上製本装丁(Hardcover Book Jacket)エドガー賞の大鴉賞だそうだ。
『ニッポンのマンガ』は高野文子の描きおろし目当て。
『破戒法廷』は集英社ワールド・ベストセラーズの「けだもの」と同じ作品なのね……
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by drift_glass | 2007-02-18 22:30 | 日常  

フロストとベータ

・ロジャー・ゼラズニイ「フロストとベータ For a Breath I Tarry 」

「そしてわたしは淋しい」

今日も素敵な物語を読めた。
速読、ファストフード、インスタント○○の氾濫している今の時代からずうっと先の時代につくられた人工知能フロスト。
とても哲学的で、最後のページまで読んで自然に涙が流れるような物語。
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by drift_glass | 2007-02-17 22:30 | 読む  

ロジャー・ゼラズニイ4編

・ロジャー・ゼラズニイ「吸血機伝説 The Stainless Steel Leech」
・ロジャー・ゼラズニイ「ハーフジャック Halfjack」

・ロジャー・ゼラズニイ「キャメロット最後の守護者 The Last Defender of Camelot」
シーベリイ・クインの「道」が出発点ならこちらは目的地。

・ロジャー・ゼラズニイ「そのままでいて、ルビー・ストーン Stand Pat, Ruby Stone」
「愛のコリーダ(変な意味じゃなくてね)」という言葉を連想する。
美しくも厳しい愛の物語。
キャラクターの言葉遣いにも酔えましたなぁ。
3回くらい読み返した。
はじめはエルフのような姿のキャラクターを脳内に描いて読んでいたのだが、とある事情で路線変更を。
いや、だって複眼がね……
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by drift_glass | 2007-02-15 22:30 | 読む  

天使のたまご

TOKUMA Anime Collection『天使のたまご』を観た。 少女の目覚め、方舟、始祖鳥、魚影(シーラカンスのよう)。 タルコフスキーの『ストーカー』にも通じる、好きな世界。

あと、昔教育テレビで観た『紅い服の少女』(原題『紅衣少女』)の詳細のわかるページを見つけてごきげん。
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by drift_glass | 2007-02-14 22:30 | 観る  

プラネットアース「青い砂漠 外洋と深海」

夜は「風林火山」をはじめNHK三昧。「ダーウィンが来た!」はライオンの群れに新規参入した二頭のオス、ウィリアムとワレン。前のボスの忘れ形見は遅かれ早かれオスたちに殺される非情の世界。生き延びるには、自分から群れを離れるしかないのだ。
プラネットアース第11集「青い砂漠 外洋と深海」。青く光るコウモリダコ、クラゲとみまごう優美なユメナマコ、足先の細かい毛を動かして水中を歩くミズムシ。海底に沈むクジラの頭部が群がる魚たちに数時間で食い尽くされてしまう様子をしんかい6000が捉える。

「ドーキー古文書」検索中、この作品とエリック・マコーマック「パラダイス・モーテル」を数日の間に読んでどちらも好感触の読書日記に当たる。ちょっと嬉しい。


オンライン古書店にて:
・エラリイ・クイーン編『シャーロック・ホームズの災難(上下)』(ハヤカワ文庫HM)
1944年に編まれたアンソロジーだが"The Misadventures of Sherlock Holmes" というネガティヴなタイトルに遺族からクレームがつき、早々に絶版になったという。
・ジーン・ポッツ『さらばいとしのローズ Go, Lovely Rose』(講談社文庫)
1954年エドガー賞(処女長編)受賞作。同年の短編賞はスタンリイ・エリンの「パーティの夜」だって。
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by drift_glass | 2007-02-11 22:30 | 日常