<   2007年 03月 ( 11 )   > この月の画像一覧

 

Angels Candles / Máire Breatnach

・Máire Breatnach "Angels Candles"
CD (Blix Street Records G2-10018)
f0134076_0225530.jpg
1.The Mystics' Slipjigs
2.Éist
3.Angels Candles
4.The Carillions / Moling
5.A West Ocean Waltz
6.The Swans at Coole
7.Beta / Carnival
8.Breatnaigh Abú!
9.Roundabout / Parallel
10.The Gobán / Halloween Jig
11.Dreamer Music
12.Cuimhne
13.Aisling Samhna
14.Hop, Skip, Jump!

モイヤ・ブラナック1993年のこのファーストアルバムは全曲オリジナルだそうだ。
"The Swans at Coole" 出典はアイルランドの詩人William Butler Yeats "The Wild Swans at Coole"(クール湖の野生の白鳥)から?Steve Tilstonにも同名のアルバムがあったっけ。

f0134076_7494779.jpg
音楽と同じように美しいRobert Ballagh(1943-)のアートワークが気に入った。
調べてみると、画家・デザイナー・舞台芸術家など多彩な顔を持ったアイルランド屈指のアーティストとのこと。デザインした切手は70枚!また(ユーロ導入前の)アイルランド最後の紙幣は、国内9名のアーティストのコンペからBallaghのデザインが採用されたそうだ。舞台装置家として手がけたものはRiverdanceのセットなど。
[PR]

by drift_glass | 2007-03-21 22:30 | 聴く  

Real Time / Van der Graaf Generator

Van der Graaf Generator "Real Time"
CD(FIXD 001)
f0134076_21244635.jpg
19.43-22.08 GMT Friday 6th May 2005
51°30.4' N 0°7.0' W
Royal Festival Hall

Disc One
1. The Undercover Man
2. Scorched Earth
3. Refugees
4. Every Bloody Emperor
5. Lemmings
6. (In the) Black Room
7. Nutter Alert
8. Darkness

Disc Two
1. Masks
2. Childlike Faith in Childhood's End
3. The Sleepwalkers
4. Man-Erg
5. Killer
6.Wondering

CDの製品番号が「FIE」でなく「FIXD」なんだな。
FI  X-Day の意味なんだろうか?深読みだろうか?
四つ折のスリーヴシートを広げたとたん、わあ!客席をうめつくすオーディエンス(立ち上がり、両手をあげ、声援をおくり、拍手する)と演奏を終えたメンバーの後姿。まさにリアルタイム。

2005年5月6日グリニッジ標準時19時43分―22時08分
北緯51度30分4秒 東経0度7分
Royal Festival Hallにて。
[PR]

by drift_glass | 2007-03-18 21:53 | 聴く  

The Voyage of Bran / Máire Breatnach

f0134076_9293091.jpg
Máire Breatnach Online
The Voyage of Bran / CD
(CELTIC HEARTBEAT UD-53094)
1. Bran
2. Inis Sui
3. Branohm
4. Manannan Mac Lir
5. Imhewin
6. Tiolar Fíréan
7. Tír Na Mban
8. Argatnél
9. Píobaireachd
10. Maarein
11. Lament for Nechtán
12. Ohm Ripples

フィドル奏者、モイヤ・ブラナックが"The Voyage of Bran : Son of Febal to the Land of the Living" から紡いだ1994年のコンセプトアルバム。この人のことは全然知らなかったのだが、哀愁をおびたフィドルに、口の中で小さな玉をころがすようなモイヤ自身のヴォーカルも気に入り、"Women of Ireland'が収録されているAndy Davisのソロアルバム"Clevedon Pier"などと一緒に休日のBGMにしたい音楽。

同じようなケルト風音楽といえばGlobal Journeyから取り寄せた"Celtic Sunset"をいっとき愛聴していたっけ。フルート奏者Chris Michell のオリジナル曲を Stuart Gordon と共同プロデュースしたアルバムで、聴いていると気分のささくれが少しずつ消えていくような美しい音楽だった。
おやっ!Global Journey今月のセレクションは"Celtic Sunset"からの1曲'Solitude'だ。
[PR]

by drift_glass | 2007-03-17 16:34 | 聴く  

軍旗はためく下に

・結城昌治『軍旗はためく下に』(中公文庫)

「敵前逃亡・奔敵」
「従軍免脱」
「司令官逃避」
「敵前党与逃亡」
もっとも胸にせまった「上官殺害」
兵隊は戦争が好きで征ったわけではありません。金のためでも勲章が欲しいためでもありません。たとえ厭々ながらでも、祖国を信じ、命を投げ出して戦ってきたのです。その命は、たった一つの命で、犬ころのように死ねる命ではありません。
憲兵が三人の後に立った、
「手を寄越せ、手を寄越せ― 
おれたちは一緒だぞ、おれたちは一緒だぞ― 」
富樫が両手を左右に伸ばし、嗄れたような声で叫んだ、

[PR]

by drift_glass | 2007-03-16 22:30 | 読む  

まろやかな音楽空間

Paullina Lercheの来日公演、予想どおり(予想をはるかにうわまわり)とてもすばらしいものだったそうだ。
Pauliina Lerche Live in Tokyo

自分の一昨年の愛・地球博でのライヴ(当時の日記より):
Pauliina Lercheはベリーショートの黒髪に真っ白な肌のきゃしゃな女性だった。演奏はソロで、フィンランドの伝統楽器カンテレまたはアコーディオンを弾きながら歌うのだが、集まった人たちの間からも自然に手拍子があがったように、身体で参加したくなる音楽だった。彼女のCDを購入し、サインしてもらう。おまけにカンテレにも触らせてもらった。全面をペイントしてあり一見プラスティックのようだが木製で、日本の琴より弦の数が多い。裏側には小さなマイクがついているだけ、いたってシンプルな構造で琴とハープの中間のようなシャララランという音色が涼しげだ。
二部構成で5曲ずつ?曲の前後に簡単な紹介を英語でしてくれる。聴いている間は音楽に入り込んでしまい何曲やったか全然数えていなかった。

[PR]

by drift_glass | 2007-03-12 07:52 | 聴く観る感じる  

赤ちゃんはプロフェッショナル!

f0134076_15143033.jpg
レニー・エアース「赤ちゃんはプロフェッショナル!」

楽しかった!イヴ・モンタン主演(モーランド役に決まってる)で映画化(Le Grand escogriffe 1976年)されたというのもよくわかる。コーエン監督の『赤ちゃん泥棒』は子どもほしさに赤ん坊をさらってきてしまう夫婦(ニコラス・ケイジ&ホリー・ハンター)、こちらは身代金目当ての誘拐だが、替え玉用に借りてきた赤ん坊アルベルトにすっかり情がうつってしまった誘拐犯一味、結局どうしたかというと……。

まきこまれ型キャラクター(こっちが主人公なんだけれども)ハリー・ブライトンの生業、ローマの下町で呼ばれていた「先生」の意味などあちこちに張られたさりげない伏線が、素敵なラストへ。
そのレニー・エアースが1999年に発表した作品、『夜の闇を待ちながら River of Darkness』(講談社文庫)を今度は読んでみたいもの。
[PR]

by drift_glass | 2007-03-11 22:30 | 読む  

緑の親指

・クリフォード・D・シマック「緑の親指 Green Thumb」
f0134076_14445820.jpg
植物を育てるのがじょうずな人のことを「緑の指をもつ」といい、フランスには『みどりのゆび』というすてきな童話もあったっけ。植物型の知的生命体とのファーストコンタクトもの。

とはいえ理想的な出会いではなく、心通わせたあとの別れがもたらす、さらなる孤独感。
それに、彼はもう罪悪感なしに食事をすることはできないのだよなぁ。
[PR]

by drift_glass | 2007-03-09 22:30 | 読む  

消えた娘

クレイ・レイノルズ「消えた娘 The Vigil」(1986)
希望は、魂にとまる小鳥 ― エミリー・ディキンスン
アイスクリームを買いに行った娘コーラを待つ、ただそれだけのために縁もゆかりもない町アガタイトのベンチに座り続けるイモジン。保安官エズラは彼女に同情しつつも、娘が母の束縛から逃げ出したのだとほぼ確信するようになる……。

原題 The Vigilはベンチで不寝番を続けるイモジンと、悪夢に怯え寝られない夜を過ごすエズラの両方をさしているようにも思える。30年の歳月でいつしかイモジンは町と同化しており、この町の「私のベンチ」で過ごした自分の人生をふりかえってある感慨を覚えるのだ。

クレイ・レイノルズには架空の町アガタイトを舞台とした「アガタイトの葬列」という作品もあるそうだ。
[PR]

by drift_glass | 2007-03-07 22:30 | 読む  

Death - High Cost of Living

f0134076_11185094.jpg
ニール・ゲイマン『デス―ハイ・コスト・オブ・リビング』(インターブックス)

素敵な死神の話。死ぬことばかり考えていた少年がディディ(デス)と出会い初めて生きることに目を向ける。
1世紀に一度、デスは死ぬべき運命の体を得る。それは己が命を奪う諸々の者の感じることをより理解するためであり、そして生と死というものの苦しみを知るためである。それこそがあらゆる生者を去りし者と来る者とに分ける代償なのだ。(帯より)
「人にいいことしてもらったらね、ちゃんとお礼を言ったほうがいいわ。生きるのがすっごく楽になるから」
「親切にするのは意地悪にするのと同じくらい簡単よ。おまけにずっと楽しいわ」
[PR]

by drift_glass | 2007-03-05 22:30 | 読む  

ブックオフとブックマーケットにて:

昔のクラフト本や漫画の単行本、事典などをブックオフで処分。国書刊行会(悪党どものお楽しみ、トレント乗り出す、銀の仮面)や新樹社(結末のない事件)の単行本が半額程度で何冊も出ていた。ウォルポールの『銀の仮面』をちょっと読んでみたが、自分の好みとは少し違うようだ。パーシヴァル・ワイルドやベントリーの本をここで拾っておかないのは惜しい気もするが、本当に読みたくなった時がきたらあらためて探すことにした。ここの本は私よりもっと読みたい人が喜んで買っていくだろうな。

その後で寄ったブックマーケットに100円本がいっぱい!ただ『クライム・マシン』だけはさすがに525円だったけれど。
[PR]

by drift_glass | 2007-03-04 22:00 | 日常