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Antony and the Johnsons "I Am a Bird Now"

f0134076_1983439.jpg・Antony and the Johnsons "I Am a Bird Now" (2005)
CD (RTADCD223)
Official
MySpace

1. Hope There's Someone
2. My Lady Story
3. For Today I Am a Boy
4. Man Is the Baby
5. You Are My Sister (with Boy George)
6. What Can I Do? (with Rufus Wainwright)
7. Fistful of Love (with Lou Reed)
8. Spiralling (with Devendra Banhart)
9. Free at Last (with Julia Yasuda)
10. Bird Guhl
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Hope there's someone
Who'll take care of me
When I die, will I go
なんという声だろう。
なんと美しく、かなしい歌声だろうか。

"Candy Darling on her Deathbed" by Peter Hujar
ジャケットの人物はCandy Darling (1944-1974)、長期にわたるホルモン投与が引き起こしたといわれる白血病の床にて。

Caspar Llewellyn Smith talks heroes and hermaphrodites with the charismatic frontman of Antony and the Johnsons

Antonyはボブ・ディランの伝記映画(11月公開予定)"I'm Not Here"(Todd Haynes監督) で "Knocking on Heaven's Door"を Kevin Barker と共にカヴァーしているという。
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by drift_glass | 2007-09-29 15:58 | 聴く  

Turin Brakes "Dark on Fire"

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・Turin Brakes "Dark on Fire" (2007)
2CD (CDSOURX128)
Produced by Ethan Johns

1. Last Chance
2. Ghost
3. Something In My Eye
4. Stalker
5. Other Side
6. Dark On Fire
7. Real Life
8. For The Fire
9. Timewaster
10. Bye Pod
11. Here Comes The Moon
12. New Star

bonus disc "SOMETHING OUT OF NOTHING EP"
1. Loopa
2. Invisible Boy
3. Brave New World
4. Capsule
5. Evereadyf0134076_10335225.jpg

Turin Brakes 4枚目のアルバムは初回限定ボーナスディスク付2枚組。
アルバムタイトルの曲"Dark on Fire"でOllyのしみじみとした歌唱とヴォーカルに「ああ彼らが帰ってきたんだ」と、新譜を聴けた幸せをかみしめる。"Other Side"ではGaleのスライドギターを堪能。

オフィシャルで視聴可能な先行シングル(ダウンロードオンリー)、"Stalker"のPVはルームシェアをしている女性二人を中心に、タイトルそのままのサイコスリラー仕立てで、歌詞に同調する氷のようなメロトロンが効いている。

音楽面でも映像面でも自分たちの好みを貫く姿勢はあいかわらずだが、BBCのHelen Groomによる新譜評は手厳しく、オーガニックなアルバムを期待していたらしく"Real Life"が特にお気に召さないようで「スキップボタンを押すもお好きにどうぞ」とまで酷評。私もこのデュオのシンプルなファーストアルバムが好きで評者に共感する部分もないわけではないが、ライヴが好きで、SSWのシンプルな音楽とともにハードロックやギターバンドも聴いてきた彼らが気の合うミュージシャンとこういう曲をステージで演奏したい、という気持ちはしごく当たり前のことだと思うし第三者が止めてどうなるものでもなく、苦手な人は去っていく、それだけのことだ。批評なんかへでもないわ(断言)

初回盤にのみ付属のボーナスディスクの5曲、彼らはアルバムの選からはずしたほうに佳曲が潜んでいるので侮れない。正直なところあの曲をはずしてこの曲をアルバムに収録したほうが……という感想は小さな声で。
大盛り上がりの"Loopa"のライヴヴァージョンを聴きたい。常に前向きなデュオなので本当に来日してくれないかな……
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by drift_glass | 2007-09-29 11:19 | 聴く  

パフューム ― ある人殺しの物語

f0134076_23291389.jpg・「パフューム ― ある人殺しの物語」(独・仏・スペイン 2006)
Perfume: The Story of a Murderer
トム・ティクヴァ監督
原作:香水 ある人殺しの物語パトリック・ジュースキント
18世紀のパリ。孤児のグルヌイユは生まれながらに図抜けた嗅覚を与えられていた。真の闇夜でさえ匂いで自在に歩める。異才はやがて香水調合師としてパリ中を陶然とさせる。さらなる芳香を求めた男は、ある日、処女の体臭に我を忘れる。この匂いをわがものに……欲望のほむらが燃えあがる。稀代の“匂いの魔術師”をめぐる大奇譚。
文藝春秋社 内容紹介より
私が映画の原作を先に読んでいることは珍しいのだが、この作品のおかしさと奇妙な味わいを生かした池内紀氏の訳がとてもよく、しかも原作ではもちろん映画より丁寧に「鼻男」の生涯をたどることができるため、今回は運がよかった。
「Winterschläfer(Winter Sleepers)」「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督作品。グルヌィユがその驚異的な鼻でローラの行方をたどるカメラの飛行感覚、見覚えのある特徴的なカメラワークが気になり調べてみると、撮影監督はやっぱり前述の作品でもティクヴァ監督と組んでいるFrank Griebeだった。

グルヌィユと関わる(利用する、または覚えている)人間はみな役目を終えるとあっさり死んでいく。驚異的な嗅覚の持ち主でありながら皮肉にも自らの体臭がなく、気配すら知られず、したがって人の記憶にも残らないグルヌィユ。彼自身が求める匂いは生きた処女からしか得られず、グラースで匂いの保存方法を習得した彼は花を摘むように娘たちから匂いを「摘み取り」または「刈り取り」、ひたすら匂いの蒐集にいそしむ。もっとも執着していた最高の材料を得た彼は究極の匂い、人々が自分の体臭から逃れるため香水を使うのとは逆に、それをまとえば人々を思いのままに操れる「彼自身の体臭」を作り出した。

RADA出身ベン・ウィショーの獣性をおびた面構えは主人公ジャン=バチスト・グルヌィユにぴったりだ。(グルヌィユとその「究極の香り」に魅了された人々の様子にはサラリーマンNEO「セクスィー部長」をちょっと連想してしまったよ)
原作のグルヌイユは醜く、徹頭徹尾人でなしで、最初に手をかけた娘との美しい幻想シーンやセンチメンタリズムとは無縁な男なんだけどな。
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by drift_glass | 2007-09-17 23:44 | 観る  

"Mother Fist and Her Five Daughters"

f0134076_13154953.jpg・Marc Almond "Mother Fist and Her Five Daughters"
CD (SBZ031CD)

1. Mother Fist
2. There Is a Bed
3. Saint Judy
4. The Room Below
5. Angel in Her Kiss
6. The Hustler
7. Melancholy Rose
8. Mr. Sad
9. The Sea Says
10. Champ
11. Ruby Red
12. The River
video - Melancholy Rose
video - Ruby Red

手元のCDはこのジャケットだが再発盤はデザインを少し変えたようだ。
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by drift_glass | 2007-09-15 13:20 | 聴く  

Marc & The Mambas "Torment and Toreros"

f0134076_13285159.jpg・Marc & The Mambas "Torment and Toreros"
CD (UICY 3382/3)

disc 1:
1. Intro
2. Boss Cat
3. Bulls (Jacques Brel)
4. Catch A Fallen Star
5. Animal In You
6. In My Room (Paul Vance, Joaquin Prieto)
7. First Time
8. Lesion
9. My Former Self
10. Once Was
*11. Fun City
*12. Sleaze (Take It, Shake It)
*13. Sleaze (Taking It, Shaking It)

disc 2:
1. The Untouchable One / Blood wedding (traditional)
2. Black Heart
3. Medley: Narcissus/ Gloomy Sunday (Sam M. Lewis )/ Vision (Peter Hammill)
4. Torment
5. Million Manias
6. My Little Books Of Sorrows
7. Beat Out That Rhythm On A Drum (Georges Bizet, Oscar Hammerstein II)
*8. Your Aura
*9. Mamba
*10. First Time
*11. You'll Never See Me On A Sunday

*bonus track
A million manias everyday to keep my sanity at bay
A million manias to make me suffer
A million manias weigh me down
Neurosis forcing me to drown

ただいまの最愛聴盤。
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by drift_glass | 2007-09-15 12:48 | 聴く  

Marc & The Mambas "Untitled + 1"

f0134076_918496.jpg・Marc & The Mambas "Untitled +1"
CD (UICY-3381)

*画像はSOME BIZZAREから1997年に出たもの(SBZ027CD)で、"Sleaze"のビデオ収録。

Marc & The MambasはMarc Almondのサイドプロジェクトだが、1982年の"Untitled"と1983年の"Torment & Toreros"の2枚しかアルバムを出さずに活動を停止したのが惜しまれる上質の音楽だった。
このアルバムがようやく日本盤で紹介されたのは22年後の2004年。Soft Cellにはそれほど気持ちが動かなかったけれど、Mambas名義のダークなアルバムが気に入りすぎて、とうとう他のソロアルバムを拾い始める今日この頃。1枚500円くらいで見つかるんだもの。

アートワークはVal Denham

1. Untitled (4:54) - Marc Almond , Matt Johnson
2. Empty Eyes (5:03) - Annie Hogan , Marc Almond
3. Angels (8:34) - Marc Almond , Matt Johnson
4. Big Louise (5:05) - Scott Engel
5. Caroline Says (3:39) - Lou Reed
6. Margaret (3:45) - Annie Hogan
7. If You Go Away (6:28) - Jacques Brel
8. Terrapin (4:18) - Syd Barrett
9. Twilights & Lowlifes (11:29) - Marc And The Mambas
10. Twilights & Lowlifes (Street Walking Soundtrack) (11:08) - Marc And The Mambas
11. Discipline (bonus track) - Throbbing Gristle
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by drift_glass | 2007-09-06 23:30 | 聴く  

Tom Verlaine "Kaleidescopin'"

f0134076_130525.jpgTom Verlaine "Kaleidescopin'" (1990)
CDS(VLACD6)
ジャケ買い。
7インチシングルのジャケット画像を拝借。CDシングルには左下にc.d.singleと記載されている。キモになる背のタイトルがKALEIBESCOPIN'と印刷されているのは意図的なのかミスなのか、売る気があるのかないのか……。

1. Kaleidescopin' (produced & mixed by Julian Mendelsohn)
2. Sixteen Tulips
3. Vanity Fair (produced by Tom Verlaine & Dave Bascombe)

Tom VerlaineがFONTANAから1990年に発表したアルバム "The Wonder"からのシングル。"Sixteen Tulips"と"Vanity Fair"はアルバム未収録曲のようだ。Television時代の"Marquee Moon"はレコード時代に聴いていたのだけど、ソロになってからの活動はそのころ私自身が忙しく音楽面では完全に取り残されていたため、全然知らなかった。なんだかエレクトロポップな方面に転向しているようだが、"Vanity Fair"で聴けるギターワークがやはり嬉しい……といってもVerlaine自身が弾いているのやら、浦島太郎状態ではそれもわからず。ロバート・メイプルソープの伝記にパティ・スミスが大きく関わってくるのでその関係で彼の名前もちらほら登場するのだけどね。
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by drift_glass | 2007-09-02 13:27 | 聴く