<   2007年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 

Motorpsycho "Angels and Daemons at Play"

f0134076_1829212.jpgMotorpsycho
"Angels and Daemons at Play" (1997)
Stickman (PSYCHOBUBBLE 007)

1. Sideway Spiral
2. Walking on the Water
3. Heartattack Mac
4. Pills, Powders Passion Plays
5. In the Family
6. Un Chien d'espace
7. Sideway Spiral II
8. Like Always
9. Stalemate
10. Starmelt, Lovelight
11. Timothy's Monster

再生開始より巻き戻すと隠しトラック。あはは、ノコギリだ!
0. Ohm's Concerto for Alto and Sporano Saw

たまに大音量でかけたくなるノルウェーのバンド。
ここ数年リリースされたアルバムとJaga Jazzist hornsとのコラボくらいしか聴いていないというなんちゃってファンなので、メンバーの名前の読み方もわからなかったりするのだが、腹にずんとくる大曲の "Un Chien d'espace" なんかもう大好き。
"Pills, Powders and Passion Plays" はMotorpsycho + Jaga Jazzist horns
 "in the fishtank"でも聴けるね。

(これはドイツ盤のシングルアルバムだが、3枚組EpセットやらボーナスCDつき二枚組もあるらしいってね)
[PR]

by drift_glass | 2007-11-29 18:55 | 聴く  

愚かものの失楽園

パトリック・クェンティン「愚かものの失楽園 (Shadow of Guilt)」
いったい、この女蕩しを殺した犯人は、だれなのか?動機も機会もありすぎる。しかも、どの容疑者もみなシロと信じていい理由がある。信じられないのは、女ごころの奥底にひそむ悪である。(文庫あらすじより)

いったん、愚かものの楽園から蹴りだされたとなると、せめて、なぜ蹴りだされたか、理解するということは、ひとつの慰めだわ。(p220)

[PR]

by drift_glass | 2007-11-24 22:56 | 読む  

私のすべては一人の男

f0134076_13334188.jpg・ボアロー、ナルスジャック「私のすべては一人の男」(早川書房)
Et mon tout est un homme

事故で損傷した身体の一部を、提供者の遺志により移植された7人の男女。少しずつ異変が起こり始める。 移植された手足や臓器がもとの持ち主の特徴を示し出したのだ。

十字をきる右腕に「リュリュ」と彫られた刺青を見つけ当惑する司祭。 新しい足が気に入り、もう片方の足を移植された女性に求婚する男。 別人のような画風で注目を浴び始めた左利きの画家。
異変は徐々に彼らの精神をも蝕み始め……

語り手の「どんな些細なことも疎かにせず」記録したという報告書を注意深く読んでいれば、とても手の込んだミステリとしても楽しめる風変わりな作品。政府ぐるみのある計画に基づく人体実験に選ばれた7人の運命はともかく、1965年度黒いユーモア賞受賞作ということだけれど、ユーモアの方はそれほど伝わらなかった。おかしいことをまじめに書いていっそうおもしろい、という作品もあるので、訳者の方の(きまじめな)資質にもよるのかな。
[PR]

by drift_glass | 2007-11-19 22:22 | 読む  

Peter Hammill 11 Nov. 2007 Tokyo

f0134076_12184518.jpgDon't Tell Me
Just Good Friends
This Side of Looking-Glass
Confidence
Friday Afternoon
After the Show
The Mousetrap
Here Comes the Talkies
The Lie
Meanwhile My Mother
Tenderness
Faculty X
In the End
A Way Out
Traintime
Refugees (encore)

生きている。
たとえどれほど記録技術が進化しようとも、この生の迫力を超えることはできないと思い知る。
この人自身のステージ (live)を五感で体験することが一番と思い知る。
歌詞は印刷されたカードでなく、音楽は譜面でなく、彼自身の現在だ。
voices projected, spears in mid-flight
frozen forever.... oh let there be light!

ライヴのしめくくりをこの曲で。
最高の"Traintime"だった。

光あれ。

*終演後、自分の席付近より主の去ったグランドピアノを撮影。
[PR]

by drift_glass | 2007-11-18 12:18 | 聴く観る感じる  

Peter Hammill 10 Nov. 2007 Tokyo

My Room
Too Many of My Yesterdays
Time to Burn
Empire of Delight
Labour of Love
Silver
Bubble
Your Tall Ship
Gone Ahead
(In the) Black Room
Autumn
Sleep Now
Meanwhile My Mother
Shell
A Better Time
Stranger Still
The Birds (encore)

前売チケットは完売。立ち見もびっしり並ぶなか、静まりかえった会場に懐かしい歌声が。
Searching for diamonds in the sulphur mine ...

"Your Tall Ship"では波さかまく大海原。アルバムタイトルにもなった「吠える40度線」。
Roaring Fourties, Furious Fifties, そして、Shrieking Sixties.
叫ぶ60代。帆船の舳先に立ち、遠ざかる過去も目の前に広がる未来もすべて視界におさめ、かけがえのない「今」を歌うPeter Hammillの姿。

歌を聴いているうち、ボルヘスを読みたくなる。エッシャーの絵を見たくなる。

ああ、いつのまにか曲目は"A Better Time"になっていたんだ。
演奏曲の最後に"Stranger Still" 、ステージ上の彼の旅はまだ続く。枯れていない。目的地はかなり先のようだ。
まったく頼もしいかぎりである。
[PR]

by drift_glass | 2007-11-18 09:42 | 聴く観る感じる  

Monstrance

Monstrance - Monstrance / 2CD
(APE CD 017)
f0134076_23243353.jpg
Andy Partridge
Barry Andrews
Martyn Barker

青はAPE HOUSEで通常版とのセットでのみ購入可能な限定版

disc one
1.i lovely cosmonaut
2.winterwerk
3.black swan black
4.mig
5.oodoo
6.ur tannoy
7.little field

disc two
1.pagoda tailfin
2.chaingang
3.torturetainment
4.the floating world
5.priapple
"to go in a room and just play! Have nothing worked out and no theme to aim for; let's just see what happens,"
 by Martyn Barker
XTCのAndy Partridge、ex-XTCで現ShriekbackのBarry Andrews、同じくShriekbackのドラマーMartyn Barkerによる即興音楽プロジェクト。
"monstrance"とはカトリックの聖体顕示台のことだそうだが、この即興音楽を聴いていると、言葉本来の正確な意味より
monster + trance
のニュアンスでいいんじゃないかと思うのだ。ガムランっぽいパーカッションの"Pagoda Tailfin"や、"Torturetainment (torture + entertainment?)" など、タイトルのつけかたも、なんとまあ、感覚的で悪くない。

あっ、Van der Graaf Generator "Present" のディスク2も即興演奏だったっけ。
[PR]

by drift_glass | 2007-11-17 21:03 | XTC  

蜘蛛と蝿

F・W・クロフツ「蜘蛛と蝿 (A Losing Game)」
高利貸しアルバート・リーヴは、表向きの商売のかげで、じつはゆすり稼業を兼ねていた。他人の秘密をかぎつけると冷酷無惨、断じて妥協を許さぬ強硬な態度で“お客さん”をゆするのである。彼は蜘蛛、お客さんはその網にひっかかった蝿で、目下、37匹の蝿が、彼の手もとでカード式に分類整理されていた。がそのうちの2件が焦げつきそうだった……

原題は「勝ち目のない勝負」というところ?
「山師タラント」の時の苦い経験を思い起こすフレンチ。

う~ん、この前に「フレンチ警部と賭博船(フレンチ警部の多忙な休暇)」の事件があったんだな。とすればやっぱりそれも読まなきゃだな、と芋づる。
それにしてもテムズ川に面した庭から、橋を使わず自家用ボートで対岸と行き来できる家“River View(眺めの家)”、憧れるなぁ。
[PR]

by drift_glass | 2007-11-16 00:54 | 読む