撓ゆまぬ母

「アメリカ探偵作家クラブ」をひとつづきに変換しようとすると必ずアメリカ探偵「錯覚ラブ」と出てしまう。

読んだ短編(新青年傑作選4 所収):
・ジョンストン・マッカレー「サムの新弟子」
・モーリス・ルヴェル「或る精神異常者」「生さぬ児」
・ステイシー・オーモニア「撓ゆまぬ母」

「撓ゆまぬ母」は羽振りのよい遠縁の息子アーチーと娘たち(どちらでもよい)との縁組をもくろむビンドロス夫人のお話。訪問と手紙攻勢でようやくアーチーを遊びに来させるところまでこぎつけたが、汽車から降りたアーチーはぱっとしない少年で娘たちと趣味も合わないようす。あげく熱まで出され……。でも夫人は負けない!
夫人に代表される「こう云う質の精神が、都市を築き、植民地を作り、帝国を拡大したのである」 ははは。

『新青年傑作選(4)』月報に「新青年あれこれ」と題した座談会が掲載。出席者は監修者(編集長経験者の横溝正史・水谷準)と編者(中島河太郎)の3名で、翻訳原稿に関するすごい話が。
50枚ぐらいの原稿を、25枚ぐらいにしようというとき、あいだ7枚ぐらいパッと削って、2、3行でつなぐ
……。
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by drift_glass | 2007-02-04 22:30 | 読む  

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